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一般財団法人ジャパン・マザーミッション機構
副理事 今井 冬樹

前回

大戦後の日本でGHQ(アメリカ軍)により

1948年、大麻取締法が施行されたことを書きました。






ところで何故GHQは

わざわざ日本の大麻を取締る必要があったのでしょうか?





当時のアメリカ国内の社会情勢が、どうやら影響をしているようです。




アメリカに大麻草が「マリファナ」という形で持込まれたのは

メキシコからの難民によると言われています。




メキシコでは

1910年に勃発したメキシコ革命から逃れた難民達が

続々と国境を越えアメリカに入り込んで来た、その時に

彼らが愛用していたものに「マリファナ」があったようです。




メキシコ革命自体は1920年までにほぼ終息しましたが

丁度その頃アメリカ国内では

悪法と評されることの多い「禁酒法」が

国全土で施行されることになります。



メイフラワー号の清教徒たちによって造られたとされるアメリカは

清教徒の発言権が強く

彼らが信条とする禁酒がついに国法となってしまったのです。





その「禁酒法」が1930年頃に撤廃されるや

国中が待ってましたの如く皆酒を飲むようになったそうで…


ところが困ってしまったのは

禁酒の取締りのためアメリカ全土で暗躍していた
財務省役人(通称アンタッチャブル)やFBIの面々で、

彼らはいきなり取締る対象を失ってしまい失職の危機に見舞われることになった。



つまり、別の取締対象が早急に必要となった訳です。



そこで白羽の矢が立てられたのが「マリファナ(大麻)」だったという事です。



その頃、丁度新しく開発された石油製の化繊(ナイロン)を
世界に向け売出すために

優れた繊維を安価に作り出せる大麻草を悪者に仕立てれば

アメリカ産業界にとって好都合だった事もあり

「大麻」悪者キャンペーンがアメリカ国内で繰り広げられ

戦後それを世界中に拡散していく中

正に敗戦後の日本がとばっちりを受けたというのが

実情のようです。




とんだとばっちりであります。




…次回に続く